皆さんのスマートフォンに表示されている電話番号、普段あまり意識することはないかもしれません。
しかし、2024年12月、総務省が携帯電話番号に「060」の番号を追加することを発表し、大きな話題となりました。
一方で、「090」はダサいと若者の間でにわかにささやかれていることも、少し話題となりましたね。
2026年7月以降、順次運用が開始されるこの新しい番号。
一体なぜ「060」番号が必要になったのでしょうか?
そして、私たちの生活にどのような影響を与えるのでしょうか?
今回は、携帯電話番号「060」について、詳しく解説していきます。
なぜ「060」番号が必要なの?
現在、携帯電話番号は「090」「080」「070」が主流ですが、これらの番号の数が足りなくなってきたことが、新たな番号「060」が導入される背景にあります。
- 番号枯渇問題: スマートフォンの普及に伴い、携帯電話の契約数が急増。既存の番号では、新規契約に対応できなくなってきました。
- MNO間の競争激化: 各キャリアが新規顧客獲得に力を入れる中、新たな番号の導入は、競争力を高めるための手段の一つとなっています。
- 今後のサービス拡大を見据えて: IoTデバイスの普及や、5Gの導入など、今後さらに携帯電話の利用シーンは拡大していくことが予想されます。新たな番号の導入は、こうした将来的な需要に対応するための準備でもあります。
「060」番号の特徴
「060」番号には、いくつかの特徴があります。
- 既存の番号との互換性: 既存の「090」「080」「070」番号と同様に、音声通話やデータ通信が利用できます。
- MNPの対象: 「060」番号も、他のキャリアへ番号そのままに乗り換えるMNPの対象となります。
「060」番号のメリット
「060」番号の導入によって、以下のようなメリットが期待されています。
- 番号の枯渇問題の解消: 新規契約の増加に対応できるようになり、より多くの人がスマートフォンを利用できるようになります。
- 競争の促進: キャリア間の競争が活性化し、料金プランやサービスの多様化が進む可能性があります。
- 新たなサービスの創出: 「060」番号をきっかけに、新たな携帯電話サービスが誕生するかもしれません。
「060」番号のデメリット
一方で、「060」番号の導入には、以下のようなデメリットも考えられます。
- 番号の覚えにくさ: 慣れない番号は、覚えにくく、電話番号を伝える際に間違いが起こりやすくなる可能性があります。
- システム変更に伴うトラブル: 新しい番号の導入に伴い、通信システムの変更が必要となり、一時的に通信障害が発生する可能性も否定できません。
いつから「060」番号が使えるの?
「060」番号は、2026年7月以降、順次運用が開始される予定です。
ただし、全てのキャリアで同時に導入されるわけではなく、キャリアごとに導入時期が異なる可能性があります。
まとめ
携帯電話番号に「060」が追加されることは、私たちの生活に大きな影響を与える可能性があります。
番号の枯渇問題の解消や、サービスの多様化など、メリットもあれば、番号の覚えにくさや、システム変更に伴うトラブルといったデメリットも考えられます。
「060」番号のポイント
- 2026年7月以降、順次運用開始
- 既存の番号との互換性あり
- MNPの対象
- 番号の枯渇問題解消に貢献
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