この3連休は寒波の影響で、都内でも雪の予報がでるほどになっています。
寒いときに困るのが、クルマのフロントガラスの凍結ですよね。。。
準備万端になっていざ出発!と思ってもフロントガラスが凍っていて、待たなければいけなくなってしまう、、、なんてことありますよね
そんな時に、「熱湯」をかけて溶かしていませんか?
実はこれはゼッタイにダメな方法です!
凍結しているフロントガラスに熱湯をかけるのは歪みにつながり、割れてしまったり、強度が弱くなってしまったりします。
今回は、クルマのフロントガラスが凍結してしまっている場合の、最も効果的で安全な方法を詳しく説明します。
また、自作の解氷スプレーの作り方も記載していますので、コストを押さえたい方はぜひチェックしてください!
1. デフロスターを使用する方法
デフロスターは、フロントガラスの凍結を解消するための最も安全で効果的な方法の一つです。
手順:
- エンジンを始動します。
- エアコンをオンにし、除湿(A/C)機能を有効にします。
- 送風口をフロントガラスに向け、温風を送ります。
- 外気導入モードに設定し、エンジンの暖かい空気を取り込みます。
- 温度を最高に設定し、風量を強めにします。
- 約10分程度待ちます。
この方法は、車内の曇りも同時に取り除くことができ、車内全体も暖まるという利点があります。
2. 解氷スプレーを使用する方法
市販の解氷スプレーは、フロントガラスの凍結を迅速に解消するのに効果的です。
特徴:
- 主成分はアルコールで、再凍結を防ぐ効果があります。
- 熱割れの可能性が低く、安全に使用できます。
- 使用方法が簡単で、即効性があります。
使用方法:
- スプレーをフロントガラスに均一に吹きかけます。
- 約1分待ちます。
- 氷が溶け始めたら、ワイパーを動かして残った氷を取り除きます。
注意: ガラスに撥水加工やコーティングが施されている場合、スプレーの成分によって撥水効果が損なわれる可能性があります。
3. 手作り解氷スプレーを使用する方法
市販の解氷スプレーは便利ですが、コストがかかります。
自家製の解氷スプレーを作ることで、経済的に凍結対策ができます。
材料:
- 水
- 除菌用アルコール(エタノールまたはイソプロパノール)
- スプレーボトル
作り方:
- スプレーボトルにアルコールと水を2:1の割合で混ぜます。
- よく振って混ぜ合わせます。
使用方法:
市販の解氷スプレーと同様に使用します。フロントガラスに吹きかけ、1分程度待ってから氷を取り除きます。
4. アイススクレーパーを使用する方法
アイススクレーパーは、機械的に氷を削り取る道具です。
使用方法:
- プラスチック製のスクレーパーを選びます(金属製はガラスを傷つける可能性があります)。
- ガラス表面を優しくこすって、氷を削り取ります。
- 削り取った氷はブラシで払い落とします。
注意: 力を入れすぎると、ガラスを傷つける可能性があるので注意が必要です。
5. ぬるま湯を使用する方法
この方法は即効性がありますが、注意が必要です。
手順:
- ぬるま湯(20-30℃程度)を用意します。
- フロントガラスにゆっくりとかけます。
- 氷が溶けたら、ワイパーで水を払います。
警告: 熱湯は絶対に使用しないでください。急激な温度変化でガラスが割れる可能性があります。
凍結予防の方法
凍結を予防することで、朝の手間を大幅に減らすことができます。
フロントガラスカバーの使用:
夜間にフロントガラスにカバーをかけることで、凍結を防ぐことができます。
撥水コーティング:
フロントガラスに撥水コーティングを施すことで、水滴の付着を防ぎ、凍結しにくくなります。
車庫や屋根付き駐車場の利用:
可能であれば、車を屋内や屋根付きの場所に駐車することで、凍結のリスクを大幅に減らすことができます。
注意すべき点
- 熱湯は絶対に使用しない: 急激な温度変化でガラスが割れる可能性があります。
- ワイパーを無理に動かさない: 凍結したワイパーを無理に動かすと、モーターやゴムを傷める可能性があります。
- 金属製の道具を使用しない: ガラスに傷がつく可能性があります。
- エンジンをかけたまま長時間放置しない: 排気ガスによる一酸化炭素中毒の危険があります。
- 時間に余裕を持つ: 凍結解消には時間がかかるため、余裕を持って行動することが重要です。
まとめ
フロントガラスの凍結対策には、デフロスター、解氷スプレー、手作りスプレー、アイススクレーパー、ぬるま湯など、様々な方法があります。
状況や好みに応じて最適な方法を選択し、安全な運転を心がけましょう。
また、予防策を講じることで、凍結のリスクを大幅に減らすことができます。
冬の運転では、常に余裕を持って行動し、安全第一で対処することが重要です。