アトラス彗星が東京の夜空に!見ごろの時期と観測のポイント

atlas comet

だんだんと涼しくなってきたことにより、空気が澄んできて星空がきれいに見えるようになってきましたね。

流れ星と同じく有名なのが彗星ですが、その中でも今注目を集めているのが、「アトラス彗星」です。

アトラス彗星は、2020年に広く注目された天体の一つです。

この彗星は、天文ファンのみならず、普段あまり天体観測に興味を持たない方々にも話題となりました。

東京のような大都市でも、うまく条件を整えれば肉眼で見ることができるため、多くの人が夜空を見上げました。

しかし、アトラス彗星についてあまり知らない方も多いかもしれません。

この記事では、アトラス彗星の基本的な情報から、いつ頃が見ごろなのか、東京での観察ポイントについて詳しく解説します。

これを読んで、彗星観察の楽しさをぜひ味わってください!

 


目次

アトラス彗星とは?

アトラス彗星は、2023年1月9日に発見された彗星です。

アトラス彗星は、地球に接近する可能性があったため、大きな注目を集めましたが、幸いにも衝突の心配はありませんでした。

しかし、その明るさや位置の関係で、地球上からの観測がしやすく、特に北半球の夜空で美しく輝く姿が期待されました。


アトラス彗星の見ごろはいつ?

アトラス彗星が最も注目を集めたのは2023年でした。

観測されるタイミングによって明るさが変動しますが、彗星は地球に最も近づく頃が見ごろとなります。

2024年1月までにアトラス彗星の見かけの明るさは13.6等級にまで明るくなりました。

また、彗星はその寿命や軌道の変動によっては再び見えることもありますが、アトラス彗星のような彗星は一度きりの観測機会であることが多いため、見逃さないように事前にチェックしておくことが重要です。


東京での観察条件と方角

東京のような大都市では、光害が大きな課題となります。

光害とは、都市部の街灯やビルの明かりが夜空を照らしてしまい、星や天体の観測が難しくなる現象です。

しかし、工夫次第で彗星を観測することは可能です。

1. 方角

10月初週までは明け方の東の空に登っていましたが、今の時期は日没後の西の空に出現する状況に変わっています。

東京では、都市部の光を避け、できるだけ高い場所に上がるか、郊外に足を伸ばすことがおすすめです。

2. 観察時の時間帯

彗星観察に適した時間帯は、夜遅くから明け方にかけてです。

ただし今の時期は、日没後の18時前くらいからが観測のチャンスです。

この時間帯は、東京の街も少し静かになり、空気も澄んでくるため、彗星がはっきりと見えることが多いです。


彗星を見るためのポイント

彗星観測は、天体観測の中でも特に感動的な体験です。

しかし、都市部では条件が整わないと肉眼で見るのが難しいこともあります。

以下に、彗星をしっかりと観測するためのポイントをいくつか挙げます。

1. 光害を避ける

東京で彗星を観測する際、最大の障害は光害です。

できるだけ街の明かりが届かない場所を選びましょう。

おすすめは、多摩地区や葛西臨海公園など、都市部から少し離れた場所です。

公園や高台に登ると、ビルの影響を受けにくくなり、よりクリアな視界が得られます。

2. 双眼鏡や天体望遠鏡を使用

肉眼でも彗星を見ることは可能ですが、双眼鏡や望遠鏡を使うとさらに細部まで観察することができます。

彗星は尾を引いていることが多く、この特徴的な「尾」をしっかり観察するためには、光を集める装置が役立ちます。

特に倍率が7~10倍の双眼鏡がおすすめです。

3. 天気予報を確認する

天体観測には、天気が非常に重要です。

彗星は雲に隠れてしまうと全く見えなくなるため、快晴の夜を狙いましょう。

また、湿度が高い夜や風が強い夜も観測には不向きです。

彗星が最も見えるとされる夜に合わせて、天気予報を確認し、晴れた日に観察を行いましょう。

4. 星図アプリを活用する

彗星の位置は毎日変わるため、正確な方角を知ることが大切です。

最近では、スマホアプリで彗星の位置を確認することができます。

「SkySafari」「Stellarium」といった天体観測用アプリを活用すると、彗星が今どの位置にあるのか簡単に確認でき、効率的な観測が可能です。


アトラス彗星とその他の有名な彗星との比較

アトラス彗星は比較的新しい彗星ですが、他にも多くの有名な彗星が過去に観測されています。

これらの彗星とアトラス彗星を比較することで、彗星の観測がどのようなものか、さらに興味を持つことができます。

1. ハレー彗星

最も有名な彗星であるハレー彗星は、約76年周期で地球に接近します。

次に観測されるのは2061年とされています。

アトラス彗星は一度きりの観測になる可能性が高いですが、ハレー彗星のように周期的に観測される彗星もあります。

2. ニート彗星

2004年に観測されたニート彗星も、非常に明るい彗星として知られています。

この彗星は肉眼でもはっきりと見えるほどの明るさがあり、多くの人々が観測を楽しみました。

アトラス彗星も同様に、肉眼で観測できるレベルの明るさを持っていました。


東京で彗星観測を楽しむためのまとめ

アトラス彗星のような天体現象は、一生に一度の貴重な体験です。

東京のような大都市でも、少し工夫すれば十分に彗星観測を楽しむことができます。

この記事でご紹介したポイントを押さえて、次回の彗星観測に備えてください。

観測のポイントまとめ

  • 観測に適した方角は北東の空
  • 18時ころが観測に適した時間帯
  • 光害を避けるために、郊外や高台を選ぶ
  • 双眼鏡や望遠鏡を活用し、彗星の尾も観察する
  • スマホアプリで位置を確認し、正確な方向を把握する

次に彗星が接近する際は、ぜひ夜空を見上げてみましょう。

 

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この記事を書いた人

無数にあふれる情報の中から「今」必要な情報をお届け ー ぱんだ

~人材業界、人事としてキャリアを形成してきた30代ブロガー~

ミルログの運営者。
世間話・商談・面接 様々な立場や年代の人と会話してきたからこそ、
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