この3連休は強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置によって、本州の日本海側を中心に降雪が続き、平地でも大雪となるおそれがあります。
東京でも明日(1月12日)は雪の可能性もあるそうですね。
突然の雪は、公共交通機関の遅延や運転の見合わせ、車のスリップなど様々な問題が付きまといますが、一番皆さんに関係するのが、雪道の歩行ですね。
雪道を安全に歩くためには、特別な注意と技術が必要です。
雪道はいつものように歩くと滑って、転倒のリスクが非常に高いです。
今回は、雪道を歩く際の重要なポイントと具体的な歩き方を詳しく説明します。
基本的な歩き方
小さな歩幅で歩く(ペンギン歩き)
雪道では、大きな歩幅で歩くと転倒のリスクが高まります。
小さな歩幅で歩くことで、重心の移動を最小限に抑え、バランスを保ちやすくなります。
- 歩幅を通常よりも小さくし、20cm前後の左右幅を保つ
- 重心の移動を最小限に抑えることで、転倒防止
足の裏全体を使う
雪や氷で覆われた路面では、足の裏全体を使って歩くことが重要です。
- 靴の裏全体を路面につけるように意識
- 特に「つるつる路面」では、すり足のような歩き方が効果的
- ただし、完全に地面を擦るのではなく、軽く足を浮かせながら歩く
ゆっくりと慎重に
急ぐことは転倒のリスクを高めます。
時間に余裕を持って行動し、ゆっくりと慎重に歩くことが大切です。
- 焦らず、余裕を持って歩く
- 周囲の状況をよく観察し、滑りやすい箇所を見極める
具体的な歩行テクニック
重心の置き方
雪道を歩く際は、重心の置き方に注意が必要です。
- 重心をやや前に置く
- 体を少し前傾させることで、バランスを取りやすくなる
注意が必要な状況
以下の状況では特に注意が必要です。
- 歩き始めるとき
- 横断歩道など、止まっている状態から動き出すとき
- 歩く速さを変えるとき(急ぎ足になったり、急に減速したりする場合)
これらの状況では、特に慎重に動作を行い、周囲の状況をよく確認しましょう。
積雪の状態による違い
積雪の状態によって、最適な歩き方が異なります。
- 氷状の「つるつる路面」:
- すり足に近い歩き方を心がける
- 足の裏全体を使い、小さな歩幅で歩く
- 雪が残っている路面:
- 完全なすり足は避け、足裏を平らにして路面につける
- 小さな歩幅でゆっくりと歩く
適切な装備
靴の選択
雪道を安全に歩くためには、適切な靴の選択が重要です。
- 滑りにくい冬用の靴を選ぶ
- スニーカーなど滑りやすい靴を履く場合は、靴底に装着する滑り止めスパイクを使用することもおススメ
- ビジネスシューズでも、滑りにくい冬用タイプを選ぶ
服装
適切な服装も雪道を歩く上で重要です。
- 手袋や上着などは転倒してしまった際のケガ予防になる
- 天候の変化に備え、重ね着ができるような服装を選ぶ
転倒防止のための心構え
集中力の維持
雪道を歩く際は、常に路面状況に注意を払うことが重要です。
- スマートフォンの使用や会話に夢中になると、注意力が散漫になり転倒のリスクが高まります。
- 周囲の状況を常に観察し、路面の変化に素早く対応できるよう心がけましょう。
時間的余裕
雪道での移動は、通常よりも時間がかかることを念頭に置きましょう。
- 目的地までの所要時間を多めに見積もります。
- 急ぐことで転倒のリスクが高まることを理解し、時間に余裕を持って行動します。
まとめ
雪道を安全に歩くためのポイントをまとめると:
- 小さな歩幅で歩く
- 足の裏全体を使う
- ゆっくりと慎重に歩く
- 適切な靴と服装を選ぶ
- 環境に応じた歩き方を心がける
- 常に注意を払い、時間に余裕を持つ
これらの点に注意を払いながら歩くことで、雪道での転倒リスクを大幅に減らすことができます。
特に、慣れない環境での歩行には十分な注意が必要です。
安全で楽しい冬の散歩や旅行のために、これらの技術を身につけ、実践することをおすすめします。